認知症とは・・・
脳は人間の活動をコントロールしている司令塔です。
記憶(覚える・思い出すなど)、感覚(見る・聞くなど)、思考(理解・判断など)、感情(喜び・悲しみなど)、からだ全体の調整(呼吸・睡眠・体温など)といった、
生きていくために必要なほとんどの働きをコントロールしています。
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったりして、脳の司令塔の働きに不都合が生じ、さまざまな障害が起こり、生活するうえでの支障がおよそ6ヶ月以上継続している状態を指します。
加齢によるもの忘れ・・・
認知症の場合
認知症を引き起こす主な病気
クロイツフェルト・ヤコブ病などの感染症やアルコール依存症も認知症の原因となります。また、認知症の症状を示すが治療可能な疾患として、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、脳炎、甲状腺疾患などが挙げられます。
認知症は誰でも発症する可能性のある病気であり、
早期診断・早期治療が非常に重要です。
はちのへ認知症疾患医療センターの業務について
《はちのへ認知症疾患医療センター》では、認知症の専門医療機関として、以下の業務を行っております。
①専門医療相談
認知症に関して困っていることなど、
ご本人やご家族からの相談に、相談員(精神保健福祉士等)が応じます。
②認知症の鑑別診断・治療
様々な検査をもとに、認知症の診断を行います。
診断結果に基づき、個々に応じた治療方針を選定し、治療(薬物療法など)を行います。
場合によっては、他の医療機関や介護福祉サービスなどを紹介いたします。
③身体合併症・周辺症状の急性期対応
糖尿病等の身体合併症や認知症状に伴う行動心理症状(幻覚・妄想・暴力等)が
激しい場合には入院治療が出来る病院を紹介いたします。
④関係機関との連携
介護から医療、医療から介護へとスムーズに繋げるように地域包括支援センターや
保健所等関係機関との連絡・調整を行います。
⑤研修会の開催 【開催のお知らせはこちら】
認知症の方・ご家族を、よりその人らしさを大事にする支援が出来るように研修会を開催いたします。